カーネーションと言えば母の日の定番ギフトですね。
お子さんやご主人から頂くことも多いのではないでしょうか。
切り花なら花瓶に飾って時期が来れば終わりですが、鉢植えのカーネーションはどうしたら良いのでしょう。
そのまま終わりにしてしまうには惜しい気がします。
せっかく心を込めて贈ってくれたカーネーション、できれば毎年咲かせたいですね。
しかし、鉢植えのカーネーションって毎年咲くのでしょうか。
カーネーションを育てるのは難しいともいいますが、、、
そんな疑問を深く掘り下げ、カーネーションの育て方のコツをご紹介します。
カーネーションは毎年咲くの?
植物には一年層と多年草があります。
一年草とはその名の通り、一年で枯れてしまう植物です。
多年草はそれとは反対に何年も生き続ける植物です。
大切に育てれば何年も花を楽しむことができるので、ガーデニングを趣味とする人には多年草が喜ばれます。
カーネーションは多年草なので、毎年花を咲かせることができるのです。
カーネーションには耐寒性も耐暑性もあるので適切なお手入れをすれば、来年も再びきれいな花をつけてくれます。
お手入れの基本は置き場所と水やり
プレゼントに頂いた鉢植えのカーネーションは、可愛くラッピングされています。
「お母さん、ありがとう」と書かれたサンクスカードもありますね。
しばらくはそのままカーネーションとラッピングを楽しんだ後はラッピングをすべて外し、日当たりの良い屋外に出してあげましょう。
カーネーションは日光と乾燥を好む植物なので、屋外の風通しの良い場所においてあげると長持ちします。
水やりも大切な要素です。
水やりの目安は土が乾いてからやるようにします。
大切にするあまりに水をやりすぎると根腐れやカビの原因になってしまいます。
水をやる時には花に水が直にかからないように根元に水をやるようにします。
水やりの際は鉢底から水が流れ出るくらいにたっぷり行うとよいでしょう。
猛暑日の水やりには時間にも注意が必要です。
暑い日中は避けて早朝か夕方に行うようにしてください。
花を元気にするためには肥料も忘れずにやりましょう。
緩効性肥料なら月に1度程度、液体肥料なら週に1度程度、水やりの代わりにやります。
詳しくは、こちらのページを参考にしてみてくださいね。
カーネーションに元気がない時の対処法とチェックポイント3つ!
母の日の贈り物といえば、やはりカーネーションですね。長く楽しんでもらおうと、切り花ではなく鉢植えで贈る人も多いようです。しかし、カーネーションは育てるのが難しい花だといいます。せっかく感謝の気持ちとともに贈られた、大切な人からのカーネーショ
傷んだカーネーションの花は切り取る
咲き終わって傷んだ花(花がら)を見つけたら切り取るようにします。
カットする場所は一節目の葉の上の部分の茎のところです。
鉢植えの場合は次々と花が咲いていくので、栄養分を全体に行き渡らせるためにも花がらは摘み取ったほうが良いのです。
この時、固い元気なつぼみまで切ってしまわないように注意しながら切り取りましょう。
鉢植えカーネーションの切り戻し
カーネーションの花が咲き終わった6月ごろに思い切って『切り戻し』を行います。
鉢から5cmから10cm当たりの葉の節目をすべて切ります。
まるで伸びた毛を刈るようにザクザクと切っていきます。
こうすることで、切った節目からまた新しい芽が出てきます。
この時、茎が密集しているようなら間引いても良いでしょう。
切り戻しや間引くことで気温の高い時期の蒸れや株の傷みを防ぐことができます。
詳しくは、動画をご覧ください。
カーネーションの鉢を植え替える
切り戻しができたら次は鉢の植え替えです。
来年も花を咲かせるためにはこの「切り戻し」と「植え替え」が重要となってきます。
ひとまわり大きな鉢に植え替えるのです。
5号鉢(直径15cm)であれば、6号鉢(直径18cm)か7号鉢(直径21cm)を目安に植え替えをします。
新しい鉢には目一杯土を入れずに9割程度にとどめます。
これをウォータースペースといいます。
植え替えた後には通常の水やりと同じように鉢底から水が流れ出すぐらいにたっぷりと水やりをします。
土は園芸店に売っている培養土で大丈夫です。
鉢の底には「鉢底石」を入れておくと水はけも良く、根腐れも起こしにくいのでおすすめです。
鉢から出したカーネーションは土の外側を少しほぐすぐらいで根っこは崩さないようにしてそのままの状態で新しい鉢に入れます。
夏と冬のカーネーションの手入れはどうする?
日光が好きなカーネーションも高温多湿は嫌います。
夏場は特に風通しの良い涼しい場所に移動します。
また、夏はカーネーションの生育が弱まるので肥料はやりません。
反対に冬は寒風が当たらないように注意してください。
冬場は暖かい室内で日当たりの良い窓際で過ごさせるのも良いですね。
冬場も生育が弱まる時期なので肥料は与えません。
また、冬場は水を必要としませんので、水やりも控えます。
カーネーションは越冬が難しい植物だと言われていますが、うまく越冬できると春に株元から芽吹きます。
カーネーションの適温は15度から25度となり、冬は10度以上の室内が居心地の良い温度です。
30度を越すと花付きや生育も悪くなります。
夏と冬には特に温度管理が必要となります。
毎年カーネーションの花を咲かせるために
カーネーションはデリケートな花ですが、毎年咲かせるためには夏冬の温度管理が大切です。
暑すぎず、寒すぎず、その場その場で鉢の置き場所を変えてあげてください。
水やりも適度に行い、あまり水をやりすぎないことが大切です。
また、切り戻しや鉢の植え替えも大切な作業となります。
カーネーションが毎年咲くためにはどうしたらいい?コツを調査!のまとめ
カーネーションを毎年咲かせるためには、夏と冬を乗り越える温度管理が必須ということがわかりましたね。
手間はかかりますが、その手間暇をかけるだけの価値はあると思います。
こうして愛情をこめてカーネーションのお手入れをすれば、来年もそのまた来年も一際大きくなった花をカーネーションはつけてくれるでしょう。
何事も愛情を持って育てることが大切ですね。
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