『学問の神』として全国的に有名な湯島天神は、受験シーズンともなると南から北から参拝にやってきます。
受験生本人のみならず、受験生を持つ親御さんもお守りを買い求めに訪れます。
しかし、湯島天神は何も受験生ばかりの「神様」ではありません。
「学業守」が人気のトップですが、就職のための「就職守」や難関な資格を取ろうとする人のための「資格勝得守」もあります。
そのため社会人となってからもお守りを手にしたい人が多く参拝に訪れるのです。
ですが、お守りは大願成就したら湯島天神に返納するのでしょうか?
ここではお守りの返納とお礼参りについてご紹介したいと思います。
湯島天神のお守りは返納するものなの?
湯島天神で授与された御神札やお守りは、1年ほど経ったら返納し、新しい御神札やお守りに替えるのがベストです。
お守りに消費期限はありませんが、一応ご利益の期限は1年ほどとなっています。
湯島天神のホームページにあるQ &Aにも「一年ほどしましたら新しい御神札・お守りに受け替えていただくのが1番よろしいかと思います」とあります。
また、願いが叶ったタイミングで返納するのも良いですね。
志望校に合格した時やうまく就職できた時、素敵な恋人ができた時などお守りの願いが叶った時に返納するのも良いでしょう。
返納方法は、本殿の向かって左隣、アーチ状の渡り廊下をくぐってすぐのところにある「古札納所」に返納します。
自宅が遠方であるなど止むを得ない事情がある場合には郵送での返納も受け付けています。
返納は湯島天神じゃなくてもどこの神社でもいいの?
先ほども触れましたが、遠方の方で湯島天神にお参りできない場合は郵送でも構いませんが、近くの神社でも返納できます。
ただし、神社のものをお寺に返納したり、その反対は返納できません。
神社のものは神社に、お寺のものはお寺に返納しましょう。
お礼参りの仕方・時期や遠方の場合はどうする?
お礼参りとは、神社仏閣に願を掛け、その願いが成就した時に、お礼として礼拝や布施を行うもので、特に湯島天神だけのものではありません。
ですが、湯島天神には合格祈願の願いが見事に成就した人々がお礼参りに訪れています。
しかし、単にお礼参りと言ってもどうしたら良いのか、やり方がわからない人も多いことでしょう。
そこでお礼参りのやり方を調べてみました。
湯島天神のお礼参りの仕方
湯島天神ホームページのなかのQ &Aで、お礼参りについて触れています。
それによると、
とあります。
特に何もしなくても気持ちのこもった参拝であればそれでも構いませんが、
とも書いてあります。
2千円以上の初穂料を納めて参拝すれば「だるまの絵馬」が授与されます。
その絵馬のだるまに目を入れ、裏にお願いしたことの結果を報告するのです。
湯島天神にたくさんの絵馬がかかけられていますが、大願成就した人がお礼参りで奉納したものなのですね。
なお、このお礼参りは遠方で直接お参りするのが困難な場合は郵送でも受付けています。
詳細は湯島天神にお問合せください。
不合格でも湯島天神にお礼参りをしなければいけないの?
「学問の神様」である湯島天神には受験生が多く訪れますが、合格祈願はお礼参りをすることで完結するといわれています。
それほどお礼参りは大切なものなのです。
お願いだけしておいて後は知らんぷりでは神様もやりきれませんよね。
すぐには行けなくても1年以内にはお礼参りに行きたいものです。
しかし、不合格でもお礼参りはするものなのでしょうか。
「願いが叶わなかったのだからお礼参りなんて・・・」と思うかもしれません。
ですが、神様にお願いしたのですから結果はどうあれ、報告をする意味でお参りしてはいかがでしょう?
不合格になったとしてもお礼参りはするようにしましょう。
気持ちが落ちついた頃に自分の心の整理をつけるためにもお参りすることをお勧めします。
今年はダメでもまた来年ということもあるでしょうから。
湯島天神のお礼参りに行く時の持ち物は何がある?
湯島天神へお礼参りに持って行く持ち物は、
・初穂料(湯島天神の場合は2,000円から5000円)
・お守りやお札の御焚き上げ料
となります。
お礼参りの時にお守りやお札は返納します。
初穂料は紅白の蝶結びののし袋に「初穂料」または「お礼」と書き、お金を入れて社務所に渡します。
「御焚き上げ料」は湯島天神の場合はポストに入れることになっているのでいくらでも構いませんが、授与されたお守りと同額程度で良いでしょう。
後は普通に拝殿や本堂で静かに手を合わせて参拝すればお礼参りは終わりです。
参拝記念に新しいお守りを授与されるのも良いですね。
「受験はこれで終わり」という方ににも「しあわせ守」や「健康守」などもあります。
合格した人もそうでない人も、新しいお守りで気分一新、新しい人生に向かって歩き出しましょう。
お礼参りも遠方で行かれない方のために郵送でもできます。
その場合はお札やお守りを初穂料を添えて送ります。
または東京に住んでいる代理の方にお願いしても構いません。
湯島天神のお守りは返納したほうがいい?お礼参りの時期や遠方の場合は?のまとめ
湯島天神で授与された御神札やお守りは、1年ほど経ったら返納し、新しい御神札やお守りに替えるのがベストということでした。
湯島天神にお参りできない場合は郵送でも構いませんが、近くの神社でも返納できます。
お礼参りとは神社仏閣に願を掛け、その願いが成就した時に、お礼として礼拝や布施を行うものでしたね。
試験の場合は、合否に関わらず湯島天神に行っておいたほうが良さそうです。
詳しくは、湯島天神ホームページでご確認ください。
湯島天神のお守りの授与時間や、お守りの種類が気になった方は、湯島天神のお守りの授与時間は何時まで?学業以外もある? 記事を参考にしてみてくださいね。
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