学問の神様として名高い湯島天神は、毎年受験シーズンになると全国から受験生やその親御さんが合格祈願に訪れます。
しかし、湯島天神のご利益は合格祈願だけではありません。
あまり知られていませんが、実は宝くじや縁結びの神様でもあるのです。
それだけではなく、病回復にもご利益があるという都内有数のパワースポットとなっています。
湯島天神がなぜ学問や宝くじなどにご利益のある神様となったのか、その理由と気になるお守りの授与される時間も合わせてご紹介します。
湯島天神が学問の神となった理由とは?
湯島天神はもともと天之手力雄命(あめのたぢからおのみこと)を祀る神社として1500年以上も前に創設されました。
天之手力雄命(あめのたぢからおのみこと)は、その昔力による征服を嘆き天岩戸に隠れてしまった天照大神を救い出し、世界に明るさを取り戻した神様で、開運、勝運を司ります。
そのために仕事運、スポーツ運、くじ運などのご利益があるとされています。
また、湯島天神が「学問の神」とされる理由は、南北朝時代の1355年に菅原道真をもう一体の御祭神とし合祀したことによります。
菅原道真とは平安時代に醍醐天皇の右大臣を務めた学者で、幼少の頃から詩や書をたしなみ、勉学に優れた才人でした。
しかし、政敵である藤原時平により都を追われ、太宰府に左遷された後、失意のうちに死を迎えてしまいます。
その後、都には疫病がはやり、菅原道真を流刑に追いやった藤原時平が病気で死去するなどで、一時は菅原道真を怨霊と恐れましたが、現代では詩歌や文章に優れた才能を見せた菅原道真を「学問の神様」として崇拝するようになりました。
湯島天神は学問の神様だけではない?
江戸時代には、湯島天神の境内で幕府公認の富くじが売り出され、とても賑わったとされています。
谷中の天王寺や目黒の不動尊とともに「江戸の三富」の一つに数えられ、江戸の庶民の人気を集めました。
言わば現代の宝くじのルーツですね。
一攫千金を夢見て昔の人も富くじを買ったのでしょうか?
また、湯島天神には「撫で牛」と呼ばれる牛の像があります。
自分の体の悪いところを撫でると病回復になるといいます。
湯島天神は「学問の神様」として有名ですが、主祭神に菅原道真公のみならず天之手力雄命を祀っていることから、仕事運、スポーツ運、くじ運などにご利益があります。
受験生だけの湯島天神ではないと知ると、お守りも気になりますね。
どんなお守りがあるのかご紹介しましょう。
湯島天神のお守り7種をご紹介!
自分が受験生の時、東京の叔母が湯島天神のお守りと鉛筆を送ってくれたことがとても嬉しかったので、自分もいつか姪っ子にそれをやってあげたいと思っていたのだ。 pic.twitter.com/9aQKu9TOFr
— Furukawa Harumi (@harumame2) January 4, 2025
湯島天神のお守りには、学業守や資格勝得守、就職守、縁結びお守、身体健全守、厄除け守、しあわせ守、交通安全守、病気守などがあります。
学業だけではなく、縁結びや交通安全のお守りもあるのです。
お守りの内容を詳しくみていくと・・・
湯島天神のお守りその① 学業守【合格祈願・受験】
湯島天神の1番人気といえばやはり合格祈願の学業守ですね。
受験生たちが必ずと言っていいほど買っていくお守りで人気No.1のお守りです。
赤、白、紫のお守りはデザインはシンプルながらご利益は抜群です。
スクールバックにつけていると志望校に合格するかも・・・
湯島天神のお守りその② 学業錦守【合格祈願・受験】
学業守と同じ合格祈願のお守りですが、学業守と異なる点はビニールのカバーに入ったものとなります。
学業守よりスマートなため、カバンに付けやすいかもしれません。
湯島天神のお守りその③ 学業成就鉛筆
受験にぜひ持って行きたいのが学業成就鉛筆です。
この鉛筆を使ったら答案用紙に答えがすらすら書けそうですね。
格言入・格言無各6本の1ダースで販売しています。
格言入りは試験会場で使用できないことがあるので、試験本番には格言なしを持っていくと良いでしょう。
湯島天神のお守りその④ 資格勝得守
学問の神様のご利益は学校の受験ばかりではありません。
各種資格の資格を取りたい人にもご利益があります。
難関資格を取得しようと目指している人におすすめのお守りです。
湯島天神のお守りその⑤ 縁結びお守
縁結びお守は恋人や好きな人と縁を結びたい人に人気があるお守りです。
現在恋人がいなくてもお守りの神通力で恋人が現れるかも・・・
ピンクと青の2種類があります。
湯島天神のお守りその⑥ 健康お守
梅の花が散りばめられた巾着型の可愛いお守りです。
色は赤と青の2色あります。
健康を願ってぜひ身につけたいお守りです。
湯島天神のお守りその⑦ 交通安全お守(大)
縦長のお守りで赤と青の2色あります。
車の運転をよくする人には特に身につけたいお守りです。
湯島天神のお守りの授与時間は?
湯島天神にお参りする時間は6時から20時までとなります。
それ以外の時間帯は閉門してしまうため境内への立ち入りはできなくなります。
また、お守の授与時間は、8時30分から19時半となります。
授与所は本殿に向かって右手前の「授与所」と左手前の参集殿の一角にある「社務所」で授与されます。
御朱印の授与時間は8時30分から17時30分までで、授与される場所は「社務所」のみとなっています。
また、ご祈祷の受付時間は9時15分から16時30分となっており、場所は基本的に平日が拝殿で、初参りと土日祝日は社務所となっています。
湯島天神へのお参りの目的によって若干時間と場所が違いますので、確認してからお参りするようにしましょう。
ご祈祷の場合予約は不要ですので、直接現地で申し込みができます。
ご祈祷の初穂料は個人の場合、5,000円からとなっています。
詳しくは、湯島天神ホームページでご確認ください。
湯島天神のお守りの授与時間は何時まで?学業以外もある?のまとめ
湯島天神のお守の授与時間は、8時30分から19時半でしたね。
また、湯島天神のお守りには、学業守や資格勝得守、就職守、縁結びお守、身体健全守、厄除け守、しあわせ守、交通安全守、病気守などがありました。
受験シーズンは混み合いますので、受験お守り目的でない方も時間の余裕を持って出かけましょう。
湯島天神の営業時間を詳しく知りたい方は、湯島天神の営業時間や休館日は行事によって違う?それぞれについて調査! 記事も参考にしてみてくださいね。
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