厳美渓の読み方は?名前の由来や見どころと猊鼻渓の読み方も調査!

厳美渓の読み方は?名前の由来や見どころと猊鼻渓の読み方も調査!

厳美渓の読み方は?名前の由来や見どころと猊鼻渓の読み方も調査! 旅行
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厳美渓は岩手県一関市にある渓谷で、古くから景勝地として人々に親しまれています。

 

栗駒山から流れる磐井川の浸食によって造り出された奇岩・怪岩が自然美をもたらしました。

 

長い年月が生んだ奇岩・怪岩と、そこに流れるエメラルドグリーンの水流がなんとも言えない美しさを醸し出してくれます。

 

季節が移ろえばその時々にまた違った美しさを見せてくれる厳美渓を見て、仙台藩主の伊達政宗が

 

松島と厳美渓 が我が領土の二大景勝地なり

 

と感嘆したといいます。

 

国の天然記念物にも指定された厳美渓に、一度は行ってその美しさを自身の目でみたいものです。

 

ですが、『厳美渓』とはどう読むのでしょうか。

読み方がわからないと、その地に行っても道を聞くこともできずに恥ずかしい思いをしてしまいます。

 

そこで、ここでは『厳美渓』の読み方と名前にまつわる由来などをまとめてみました。

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厳美渓ってどう読むの?

厳美渓 ってどう読むの?

あなたは『厳美渓 』が読めますか?

 

一瞬「何て読むの?」とためらうような漢字の羅列ですね。

「美」と「渓」はなんとか読めても、「厳」が難しそうですね。

 

実は『厳美渓』は「げんびけい」と読みます。

 

「厳美渓」の「厳」には「いつくし」の意味があり、いかめしくおごそかであることを指します。

人に使う時には「端正である」と言う意味で「厳し(いつくし)」を使うことがあります。

 

さらに「いつくし」は無理町時代には「美し」と混同されて使われています。

つまり、「厳美渓」は「いつくし(厳し・うつくし(美し(うつくし)」の渓谷となります。

 

いかめしく、おごそかな美しさを持った渓谷。

長い時の経過が創造した「厳美渓」に似つかわしい名称ですね。

 

昔、厳美渓一帯の地名を「厳くし(いつくし)といい、それが転じて五串(いつくし)となったといいます。

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厳美渓の見どころ

厳美渓の見どころ

厳美渓は奇岩・怪岩、深淵、滝など自然が作り出した造形美を楽しめます。

 

また、上流と下流ではガラリと景観がかわるのも厳美渓の見どころです。

上流では荒々しく流れが岩にぶつかり、ダイナミックに水しぶきをあげながら流れる川。

 

一方、下流では穏やかな川の流れが見られるなど、自然が作り芸術作品に心を奪われます。

浸食された岩肌とエメラルドグリーンの色のコントラストも見事です。

 

散策しながらそれらの素晴らしい景色を眺めることができ、穏やかな下流を周遊するコースは30分ほどで回れます。

荒々しい上流の周遊コースも70分ほどで回れます。

 

散策に疲れたら、名物「空飛ぶだんご」で一休み。

美味しい休憩となるでしょう。

 

※空飛ぶ団子については、以下の記事をご覧ください。

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猊鼻渓はどう読む?

猊鼻渓はどう読む?

岩手県一関市にはもうひとつ、素晴らしい景観の渓谷があります。

 

日本百景の一つに数えられる名勝、猊鼻渓です。

しかし、この渓谷はどう読むのでしょうか。

 

厳美渓なら何とか読める方もこの字を読める人はそう多くはないでしょう。

 

猊鼻渓・・・・

 

鼻渓だけなら「びけい」と読めます。

ですが、「猊」の字はなんでしょうか?

 

「猊」とは、「仏の座るすわる座」「高僧の座」「狻猊(さんげい)」または「獅子」という意味があるそうです。

 

「猊鼻渓」の場合には「獅子」のことで、大岸壁に突き出た「獅子ヶ鼻」が名前の由来となりました。

 

「猊」の読み方は音読みで「ゲイ」訓読みで「しし」と読みます。

 

そのため、「猊鼻渓」の読み方は「げいびけい」となります。

 

「げんびけい」と「げいびけい」似ているようで、全く違う渓谷。

ですが、ふたつとも一関の名勝です。

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猊鼻渓の楽しみ方は?

猊鼻渓の楽しみ方は?

厳美渓を流れる荒々しい磐井川と違い、猊鼻渓を流れる砂鉄川は穏やかな水面が人々を誘います。

 

しかし、高さ100mを超す切り立った岩壁に阻まれて厳美渓のように辺りを散策して楽しむということはできません。

 

猊鼻渓の楽しみ方は穏やかな川を利用した舟下りです。

舟といっても猊鼻渓の舟下りはエンジンを搭載した舟ではなく、船頭さんが竿一本で操る手漕ぎの舟で川を下ります。

 

舟下りを行う観光地は他にもありますが、1人の船頭さんが竿一本で往復90分の行程を運行するのは猊鼻渓だけだとか。

 

船頭さんの「げいび追分」の歌声が流れるなか、ゆったりと舟下りをしていると、はるか昔にタイムスリップしたような錯覚にとらわれます。

 

春は桜と藤の花が咲き乱れ、夏は深い緑、秋は紅葉、そして冬は一面の雪景色の中を進む猊鼻渓の舟下り。

 

季節に応じて舟も屋根も囲いもない舟から、冬は屋形船に、さらに季節が進めばこたつ船にと変わっていきます。

 

途中、折り返し地点の三好ヶ丘で舟を降りたら『うん玉」で運試し。

 

「福」「縁」「寿」「愛」「願」「運」「恋」「絆」「禄」「財」の10種類の中から5個のうん玉を選んで岩場の穴に投げ入れることができたら願いが叶うといわれています。

 

厳美渓の名物は「空飛ぶだんご」でしたが、猊鼻渓の名物はこのうん玉を模した「うんだまんじゅう」です。

 

猊鼻渓の川下りや、うんだまんじゅうについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。

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厳美渓の読み方は?名前の由来や見どころと猊鼻渓の読み方も調査!のまとめ

厳美渓と猊鼻渓の両方に行ってみたい!

厳美渓(げんびけい)と猊鼻渓(げいびけい)。

 

似ているようで似ていない二つの渓谷はどちらも一関市の名勝として古くから観光客の人気を呼んでいます。

 

漢字で書くと少し読みづらい「厳美渓」と「猊鼻渓」ですが、景色の良さは当代随一です。

 

あまり観光地として手を加えていないのも良いですね。

 

厳美渓で空飛ぶだんごに舌鼓を打ち、猊鼻渓でうんだまんじゅうを頬張れば幸せ気分が胸いっぱいに広がります。

 

花より団子の方もそうでない方も・・・。

 

厳美渓と猊鼻渓は車で行けば30分ほどの移動距離です。

岩手観光の機会に恵まれた時にはぜひ足を伸ばしてみたい場所ですね。

 

厳美渓についてたびノートで調べてみる 

 


最後までご覧いただきありがとうございます。

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