上の動画の中で、1人だけ実在の人間ではないヒトがいます。
静止画だとすぐに見抜けるかもしれませんが、動画になるとまったくわからないぐらいリアルに動いていますよね?
昔からこういった存在は数多くいましたが、現代ではさらにリアルで精巧につくられています。
今回は、いま話題になっているバーチャルヒューマン(Virtual Human)について調べてみました!
バーチャルヒューマンとは?
バーチャルヒューマン(Virtual Human)と言われてすぐ「あれの事ね!」と分かる人はどれだけいるでしょうか。
仮想空間の、人?と意味から首をかしげる人も多いでしょう。
これはバーチャルヒューマンがまだそれほど広まっていないというだけでなく、似た物を指す用語がかなりたくさんある事が影響しています。
ほとんど同じ意味で使われている用語でデジタルヒューマンやバーチャルモデルが使われています。
少し古くはCGが使われ出した頃に、動かないCGモデルとして登場したアイドルもいました。
技術は進歩し、歌って踊って考えてしゃべってしまうところまでバーチャルヒューマンは来たと言えますが、一般に認知される様になるにはもう少し掛かりそうです。
バーチャルヒューマンの作り方
バーチャルヒューマンはCGを使い、実在しない人物を作る技術です。
CGなので実際の模型なり、マネキンを作る必要はなく、完全にデジタルにだけ存在するのがバーチャルヒューマンです。
テレビや動画で出演出来ればいいので実在の体が必要ありません。
造形としてはCGで完結しますが、動いてしゃべってとなるとまた別の技術が必要になり、モーションキャプチャーを使って誰かの動きを用意したり、声は人工的に作ったり声優にあててもらったりして、バーチャルヒューマンは完成します。
人工の造形の為、当然ながら美男美女となり、スタイル抜群で身体的に完璧な物が仕上がります。
年齢的にも当然自由度が利きますが、おおよそアイドルで活動出来る辺りの年齢と体が当てはめられます。
バーチャルヒューマンの例:バーチャルインフルエンサーYU(ユウ)
YU(ユウ)というバーチャルヒューマンは、あのGUがつくりあげたバーチャルモデルです。
冒頭の動画の女の子がこのYUです。
GUによると、
2020年に20歳になる、なんかラッキーな感じの大学生。流行に敏感な妹キャラで、THE自由人。オシャレと食べることが大好き。苦手なのはウソや社交辞令。特技は外国語。悩みはすぐ体型が変わること。座右の銘は「よく食べてよく寝る。」
という設定があるようです。
顔はかわいくつくられていますが、体形はランダムに選出した17歳~33歳の女性200名の26項目にもおよぶ体型データの平均となっています。
『悩みはすぐ体型が変わること』というのは、その時代時代のターゲット層の体形に合わせて変化していくということを想定しているのかな?と思いますね。
ちなみに、身長は158cmとのこと。
これも、多少変わっていくかもしれませんね。
なぜYUが誕生した?
服を買うときに気になるのは、
あの服はモデルが来ているから似合っている?
自分が着ても似合う?
ということが多いと思います。
その悩みを解消するため、一般女性の平均の体形であるYUを誕生させ、一般女性の代表としてGUの服を着させているのです。
体形が自分に近いモデルが気になる服を着ているのを見て、「自分でも着れそう」とか「あの服ほしい!」というのを狙っているのでしょう。
ネットで試着せずに服を買う機会が多いため、こういった方法で失敗を防げるのは良いですね~♪
バーチャルヒューマンとは?作り方は?バーチャルインフルエンサーYUって?のまとめ
近年、バーチャルな存在は増えて来ています。
爆発的に増えた存在と言えばVチューバーで、見た目だけCGになり、中の人が動画サイトなどで自分を演じる仕組みは既に何百、何千とキャラクターが増えています。
これらとは違い、一人一人に企業が渾身の力を込めて作ったのがバーチャルアイドル、バーチャルモデルのYUやimma、sayaなどです。
彼女らはそれぞれのコンセプトのもと、歌を歌ったりモデルをしたりと活躍しています。
現実のアイドルらと違う売りとしては歳を取らない事や、文句を言わない点です。
「YUがこの服を着ていたから今度買おう!」といった影響力を発信するぐらいになれば、バーチャルヒューマンのインフルエンサー、バーチャルインフルエンサーが登場するのも遠い未来のことではないでしょう。
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