クライシスアクターをご存知ですか?
ここ数年、密かに世界に蔓延し、知らないうちにみなさんの目に触れているといいます。
こう書くと、まるで新型のウイルスのようですが、クライシスアクターとはある特定の人物のことなのです。
きっとあなたも漫然とみているテレビの中で何度か目撃していることでしょう。
しかし、「クライシス アクター」なんて言葉すら知らないという方がほとんどでしょうね。
ですが、万が一クライシスアクターを政治に悪用する独裁者がいたとしたら、世界はたちまちフェイクニュースに踊らされることになってしまいます。
そんな危険な面を持つクライシスアクターとは一体何者なのか、詳しく調べてみました。
クライシスアクターとは何のこと?
クライシスアクターとは、救急隊員や消防隊員、警察官などの訓練のために災害や事件の被害者役で参加する俳優やボランティアを指す言葉です。
防災訓練をリアルに演出するためにクライシス アクターは特殊メイクを施し、傷やさまざまな健康状態を再現します。
防災訓練に参加した救急隊員たちは、クライシス アクターのおかげで現実味を帯びた訓練ができるのです。
また、クライシス アクターは、被害者役にとどまらず、現場に臨む新聞記者や被害者の親族に扮することもあります。
これは、救急隊員や消防隊員、警察官などの、災害時に遭遇するさまざまなメンタル的なものにも対応できるように訓練するものです。
こうして、クライシス アクターたちの活躍によって、血を流した被害者や瀕死の被害者たちを助け出しながら、新聞記者などのマスコミにも対応するような、本物同然の災害や事件の現場を再現できるのです。
クライシス アクターとは、緊張感を持った防災訓練をする上で大切な存在といえます。
陰謀論としてのクライシスアクター
アメリカでは、銃乱射事件などの惨事の被害者やその家族たちはクライシスアクターが演じているものであり、仕組まれたもので実際に起こったものではないという陰謀論があるといいます。
2012年12月に発生したサンディフック小学校銃乱射事件に対しても、クライシスアクターが偽の被害者を演じ大量殺人事件にリアリティを与えたと主張する陰謀論者がいました。
これがきっかけとなり、クライシスアクターという言葉が一般的に使われるようになったということです。
この陰謀論者、ジェームス・トレイシーは、ボストンマラソン爆弾テロ事件でも同様の陰謀論を展開しています。
陰謀論者は、こうしたテロ事件は政府や企業の陰謀であるとして、政府による監視の拡大や、銃規制、他国への軍事行動を正当化するために仕組まれたものだと主張しているのです。
あのニュースのヒロインもクライシスアクター?
つい最近、新型コロナウイルスが若者にもいかに危険なものであるかを命を賭して訴えた女性がいました。
ロンドン在住の30代の女性で、名前をタラ・ジェーン・ラングストンといいます。
この女性は基礎疾患がないにもかかわらず、新型コロナウイルスに感染し、重症化してしまったということです。
彼女は、集中治療室からスマホで「私を見て。コロナを軽く考えてはダメ。もうICUに入って十日以上、何十日経ったかもわからない」と激しく咳き込みながら訴えました。
女性の今にも息絶えそうな弱々しい姿は世界中に流され、「若くてもコロナは重症化する」と新型コロナウイルスの怖さを改めて実感したものです。
彼女の両手は点滴チューブやカテーテルで繋がれ、鼻には人工呼吸のチューブをつけるという悲惨な状況の中、「コロナを軽く考えないで」と訴える声には誰しも息を呑んだことでしょう。
しかし、彼女の映像にはいくつかの奇妙な点がありました。
息も絶え絶えの重症患者にしては、両手の爪には真っ赤なマニュキアが塗ってありました。
また、肺や動脈、静脈の輪切り映像や、血栓をスキャンする「MRI」が使われているのに、彼女の首には金属製の十字架のネックレスが光っていたのです。
この、タラ・ジェーン・ラングストンさんは過去にもいろいろなテロ事件で現場にいたとして撮影され、被害者としてインタビューもされていました。
海外版、なんちゃってコロナ感染者。グーグル日本語翻訳で記事を読んでください。日本も海外も同じことやってますね。クライシスアクター。https://t.co/TpOVLy1mj1 pic.twitter.com/qt2fL7JoHN
— ポイズン (@poisonspit1234) July 18, 2020
Twitterでも「テレビでも放送されたコロナに感染して重症化した女性、テロ事件の被害者に相当似ていませんか?クライシスアクターではないでしょうか」という投稿がありました。
この女性は、噂によると有名なクライシスアクターだということです。
クライシスアクターとはウソか誠か
コロナ患者の女性のタラ・ジェーン・ラングストンさんという名前が本名かどうかは分かりません。
また、本当にロンドン在住なのかどうかも確認できません。
本当かもしれませんし、すべてが作られたウソかもしれません。
そして、このコロナ患者の女性とテロの被害者とは同一人物かもしれないし、よく似た別人の可能性もあります。
しかし、クライシスアクターは存在し、防災訓練以上のことをやっているかもしれないのです。
クライシスアクターとは何?あなたも知らないうちに騙されている?のまとめ
クライシスアクターとは、救急隊員や消防隊員、警察官などの訓練のために災害や事件の被害者役で参加する俳優やボランティアを指す言葉でした。
訓練の緊張感を高めるために、リアリティーを求めるのはとても良いことだと思いますが、陰謀に利用されている可能性を考えるとちょっと怖いですね。。。
アメリカのトランプ前大統領の言葉を借りれば、この世はフェイクニュースばかりかもしれません。
肝心なのは、テレビやネットのニュースを鵜呑みにしないで、「これは本当なのか」と考え、自己判断をすることではないでしょうか。
ウソか、誠かを判断する目を持ち、フェイクニュースに踊らされないようにしたいものです。
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