ガムテープは最も身近な接着ツールとしてどこの家にも何個かは常備しているのではないでしょうか。
主に梱包する時に使われますが、身近にあるためちょっと何かを接着したい時に便利に使うことがあります。
しかし、一度接着したガムテープを剥がそうとすると、粘着性が高いためにうまく剥がれません。
ガムテープの一部が残ったり、貼った後がベタベタして黒く汚くなってしまうことがよくあります。
そんな、剥がす時には厄介者に変貌するガムテープをきれいに剥がす方法をご紹介したいと思います。
ガムテープの状態によっても剥がしかたが違う
ガムテープは粘性と弾性という、相反する二つの性質によって粘着力を発揮します。
この二つの性質を合わせ持つものを粘弾性といいますが、時の経過とともにこの粘弾性はなくなっていきます。
ガムテープは貼った直後は柔らかい粘着テープですが、時間とともに乾燥し、粘弾性が次第になくなっていくとベタベタして剥がれにくくなってしまうのです。
ただガムテープを剥がすといっても、粘弾性があるのか、ないのか、貼ってからどのくらいの時間が経っているのかという、ガムテープの状態によって剥がしかたが違ってきます。
ガムテープの素材によっても剥がしかたが違う
ガムテープは素材によっても剥がし方が違ってきます。
例えば、フローリングの床にべたっとついてしまったガムテープは細心の注意を払ってはがさなければフローリングの床が傷ついてしまいます。
また、プラスチックやガラスもそれぞれ剥がし方が違います。
素材に合わせた剥がしかたをしないと、せっかくガムテープは剥がせたけれど、素材の状態が悪くなるということもあるのです。
ガムテープを剥がす時は、そのガムテープの状態や素材にも注意が必要です。
それでは実際にガムテープの剥がしかたをご紹介していきます。
ドライヤーを使ってガムテープをはがす
家庭にあるものでガムテープを剥がすにはドライヤーが便利です。
ドライヤーは粘弾性のあるガムテープでも古くなって粘弾性のなくなったガムテープでも有効な剥がし手段です。
また、いろいろな素材に対しても有効な手段となりますので、覚えておくと便利です。
まず、ガムテープから少し離れて温風を30秒ほど当てます。
温めたところで端の方からゆっくりとガムテープを剥がします。
粘弾性がない古いガムテープは少し時間をかけてゆっくりめに当てるのがコツです。
ガムテープを剥がして、ベタベタが残ったら消しゴムでこすり落とすときれいになります。
ハンドクリームでガムテープを剥がす
ガムテープを取った後のベタベタ汚れはハンドクリームを使うときれいに落とせます。
ベタベタしたところにハンドクリームを直接塗ってしばらくおきます。
その後にこすれば剥がしやすくなります。
ドライヤーで落とせなかったガムテープのベタベタも落としやすくなります。
ハンドクリームならばフローリングの床に使っても素材を傷める心配もありません。
なるべく油分の多いハンドクリームや水っぽいものが染み込みやすいのでガムテープ剥がしには向いています。
除光液でガムテームを剥がす
マニキュアをする女性なら一つは持っている除光液。
この除光液でもガムテープをきれいに剥がすことができます。
ガムテープの上にまんべんなく除光液をかけ、ラップをして1時間から2時間ほど放置します。
液が浸透したら端からゆっくり剥がせばきれいに取れます。
あとはティッシュで除光液を拭き取れば完了です。
ガムテープの粘着剤は除光液をひたすことによって弱くなります。
ただし、この方法は匂いがきついので部屋の換気を十分に行ってください。
注意したいのは、素材がプラスチックの場合はこの方法は使えないことです。
除光液がない場合はお酢や消毒用アルコールでもで代用できます。
台所洗剤でガムテープを剥がす
いつも使っている台所洗剤をガムテープに直接垂らし、ラップをします。
10分ほどそのままにして洗剤がガムテープに浸透するのを待ちます。
あとはヘラを使ってこすり落とせばガムテープのベタベタした粘着剤もきれいに取れます。
最後に洗剤をきれいに拭き取れば完了です。
以上、身近にあるものでガムテープの剥がしかたをご紹介しましたが、最後に剥がし剤を使ったはがしかたをご紹介します。
シール剥がし剤でガムテープを剥がす
ホームセンターや、アマゾンや楽天など通販で買えるシールはがし剤を使うのも一つの手です。
シールはがし剤は、スプレータイプのものやジェルタイプのものなどさまざまなものがあります。
用途や素材に合わせて選ぶと良いでしょう。
使い方は、剥がし剤を塗りしばらく置きます。
前もってカッターでガムテープに切り込みを入れておくと、剥がし剤が浸透しやすくなります。
あとはヘラでガムテープを剥がせば、ベタベタの粘着剤まできれいに落とせます。
剥がし剤はガムテープばかりではなく、シールや他のテープを剥がす時にも便利なので、ひとつあっても良いかもしれませんね。
ガムテープをきれいにはがす方法5つ!状態や素材によって剥がし方は違う!のまとめ
いろいろとご紹介しましたが、素材を傷めないように気をつけて剥がしてみてくださいね。
ガムテープも貼ってすぐなら簡単に剥がせますが、時間が経てば経つほどしっかりこびりついて剥がせなくなります。
気がついたらすぐに剥がすことをお勧めします。
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