水琴窟(すいきんくつ)ってあまり聞いたことないと思いますが、この音に癒されると感じる人は多いと思います。
今回は、水琴窟を知っている人も知らない人も、ちょっとタメになるような
この3つのトピックについて調べてみました!
水琴窟(すいきんくつ)とは?
水琴窟とは日本発祥の庭園設備のことを指します。
なぜ水琴窟(すいきんくつ)と呼ぶのかは不明。
その歴史は室町時代にまでさかのぼるとも、江戸時代にさかのぼるともいわれています。
日本で初めて水琴窟が設けられたのが京都にある室町幕府の三代将軍・足利義満が考案した庭園設備である金閣寺という説もあります。
この水琴窟の誕生は実は偶然の産物で、こんな逸話があるとのこと。
この水琴窟の透き通るような音に魅了され、それ以来後楽園や偕楽園といった江戸時代に造成された数多くの日本庭園にも設けられています。
近年では昭和初期ごろまでは庭を造成するときに必ずと言ってよいほど取り入れていたようですが、近ごろはまったく見なくなりました。
最近はこの心が洗われるような音色が現代人の耳にとまるようになり、自宅を建てる際に水琴窟の仕組みを庭に取り入れたり、自作したりする人が増えています。
ちなみに、音はこんな感じです。
落ち着きますよね~。
作業がはかどり、よく眠れそうな音色です。
この音のほかにも、水琴窟の音をフリーでダウンロードしたり聞いたりできますよ!
水琴窟の鈴のような音が鳴る仕組み
水琴窟の鈴のような甲高い音が鳴る仕組みは、壺を土の中に埋めていることによっておこる反響という効果と壺の内部に含まれた砂利の相乗効果で発生します。
1秒~2秒間隔で土中に埋められた壺に水を一滴ずつ落とすのが水琴窟の仕組みで、この時滴り落ちた水は砂利の石に当たります。
出典:Wikipedia
地上では音は空気を伝うため音程が低い状態で耳に届きますが、土の中に壺を埋めていると地面から響き渡ることで地上よりも甲高い音となって耳に届き、鈴のような音色となるのが特徴です。
水琴窟を作り出すにはどのような壺でも良いというわけではなく、石灰岩から作られたものを使用されます。
石灰岩は反響効果が非常に高く、より音程が高い美しい音色を奏でてくれるからです。
水琴窟の色の効果は?
涼しげな水琴窟の音色には、ヒーリング効果があることが専門家の分析によって明らかにされています。
水が滴り落ちる音と鈴の音色のような高音には、興奮している精神をリラックスさせて心を静め作用があります。
日本庭園はもちろんのこと、寺院でも水琴窟を設置してるところがあり、瞑想時に意識を集中させるのに役立っているんですよ。
目を閉じて水琴窟の音色に耳を傾けると、無意識に洞窟内をイメージされる方もいます。
これは反響音によって生み出されるイメージであり、この音を聞くことで脳内でセロトニンという物質が多く分泌されます。
この物質こそがヒーリングの源。
水琴窟の鈴のような音色を聴いて、暗い洞窟内で瞑想するイメージを連想すれば、自然の中に自身が在るような気持ちになり、心を癒す効果が得られるというわけです。
水琴窟の鈴の仕組みは?フリーの音の視聴効果でリフレッシュ!のまとめ
いかがでしたでしょうか?
水琴窟(すいきんくつ)という言葉を知らなくても、きれいな音色を聞けば多くの人が心癒されると思います。
瞑想しよう!と言うと難しそうですが、仕事をしながらとか、本の読みながらとかにBGMとして流しておくだけでも効果がありそうですので、良かったら参考にしてみてくださいね~♪
もちろん、寝るときに音量を絞って流しておくのも良いと思いますよ!
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