この絵、塩を使って描かれているなんて驚きですよね?
かなり難しそうですが、この塩を使った芸術作品を「塩アート(ソルトペインティング)」と言います。
この塩アートが保育の現場でも役立つそうなんですが、いったいどういうことなんでしょうか?
塩アートがどうして保育の役に立つのか調べてみました!
塩アートとは?
塩アートはソルトペインティングと呼ばれるもので、文字通り画材に塩を使って絵を描くのが特徴です。
使用するのは絵の具と筆、そして接着に使うのりくらいです。
のりで絵を描いたら塩を掛けていき、余分な塩を落としてから着色に進みます。
塩を惜しまず大量に使うのが成功のポイントで、思い切って掛けることが大切です。
この為、大胆な作画風景になりますが、その分ダイナミックに絵を掛けるのが魅力です。
色づけは絵の具を使い、上から乗せる感じで少しずつ着色します。
絵の具の水分が塩に染み込み馴染みますから、直接紙に絵を描くのとは違った仕上がりになります。
異なる色を使って着色すると、色と色の境界線部分がほど良く滲み、グラデーション状になるので表現の幅が広がります。
塩アートはどう保育に役立つ?
塩アートを保育に適用すると、お絵かきの楽しみが理解できたり、自己表現の幅が広がりってよりチャンスが与えられることになります。
思い思いに紙に絵を描くのも保育の方法の1つですが、塩アートだとまた違った表現が楽しめるので、子供の表現力が育ちます。
塩のザラザラとした手触りは子供にとっての良い刺激で、大胆にのりで絵を描きそこに振り掛けられますから、思い切った表現ができるようになるでしょう。
色の組み合わせの幅やグラデーション、滲みの表現といったお絵かきの技術も身についていきます。
塩そのものは口に入れても安全な素材なので、大人だけでなく子供にこそ適した画材だといえます。
(もちろん、食べ過ぎには注意!)
絵の具の混ぜ合わせや水の量、筆に染み込ませる量によって仕上がりが変わってきますから、絵の具や筆使いの技術も身につくはずです。
著名な塩アーティストをご紹介
山本基さん
山本基さんは塩のみで質感や立体感、動きといったものを表現する、世界的に有名な日本人アーティストです。
平面に描かれるアートは完成度が高く、作品ごとに1つの世界観を持っていて見る人を惹きつけます。
風が吹いたり手で払えば簡単に壊れてしまいますが、その儚さもまた作品の魅力に繋がる要素です。
塩アートは、主な画材に塩を使っていれば、絵の具の有無に関係なく立派なアートとなります。
1つの画材で高度な表現を行うには、美術の基礎や練習に多くの経験が必要なので、保育の場面では絵の具を組み合わせて使うのが一般的です。
著名なアーティストの山本基さんは、美術大学卒業で25年以上の経験がありますから、塩だけでも完成度に優れる非常に高度な表現ができるわけです。
Dino Tomicさん
Dino Tomicさんは、ノルウェーのアーティストです。
冒頭の女性の絵を描いているのがDino Tomicさんです。
写実的ですごい上手な砂アートを描くほかに、アニメや漫画のキャラクターや動物、著名人も描いています。
その一方で、仏教の曼陀羅のような砂アートも描いているソルトペインターです。
ロブフェレルさん
ロブフェレルさんは、メキシコ人のアーティストです。
普段はアメリカのテキサス州で「ロブオリジナル」という床屋さんを営んでいるそうで、ロブフェレルさんのアートの対象はお客さんの頭になることも。
今回は、その頭に絵を描く方の動画をご紹介します。
すごいですけど、この頭で街を歩くのは恥ずかしそうですね。。。
塩アートは保育に役立つ?塩アートで絵を描いているソルトペインターもご紹介!のまとめ
塩でも芸術を表現できるというのはすごいですね!
芸術には、「何かをつくり出したい」という気持ちだけあれば何でもOKなんだなと思いました。
芸術とまではいかなくても、保育に役立てるというのは子どもの情操教育や表現力を育む手法としてかなり役に立つのでオススメです♪
そこから未来のアーティストが生まれることに期待したいです!
コメント
す、スゲ~