厳美渓で川下り・舟下りできる?猊鼻渓との違いについても調査!

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厳美渓で川下り・舟下りできる?猊鼻渓との違いについても調査! 旅行
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岩手県一関市には厳美渓と猊鼻渓の二つの渓谷があります。

どちらも岩手県の名勝で、長い年月と自然が織りなす芸術作品と呼べるものです。
厳美渓と猊鼻渓は同じような感じに思う人が多いようですが、二つの渓谷にはそれぞれ特色があり、楽しみ方も違います。

たとえば、空飛ぶ団子があるのは厳美渓、川下りができるのが猊鼻渓というわけです。

しかし、同地域にあり名前も似ているので、勘違いする観光客も数多いといます。
そこで、厳美渓と猊鼻渓の違いを記しながら猊鼻渓の川下りをご紹介したいと思います。

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厳美渓と猊鼻渓の違い

まずは、厳美渓と猊鼻渓の違いから見ていきましょう。

厳美渓とは

栗駒山を水源とする渓谷で全長2キロメートルに及び、川によって侵食された奇岩や怪岩に富む景色が美しい渓谷です。

特に川底には甌穴の発達が顕著に見られます。
この甌穴は地質学的にも貴重な価値のあるものです。

1927年(昭和2年)に国の名勝及び天然記念物に指定されています。

散歩コースで空飛ぶ団子に舌鼓

厳美渓は散歩コースを楽しむスポットです。

周辺に45分程度の散歩路があり、絶景を見ながら歩くのが厳美渓の楽しみ方となります。
途中の東屋では名物の「かっこうだんご」が空を飛んで観光客の目の前にやってきます。

この空飛ぶ団子を目当てにやってくる観光客も多いとか。
絶景の厳美渓を見ながら団子を食べれば格別に美味しいことは間違いないですね。

猊鼻渓とは

猊鼻渓は、日本百景の一つに数えられ、一関市東山町を流れる砂鉄川が岩を浸食してできた渓谷です。

全長2キロメートルにわたる渓谷の川岸には高さ100mを越す絶壁がそびえます。

春には自然の山藤が咲く「藤岩」や渓谷の出口付近にある「獅子ヶ鼻」などの奇岩が特徴となっています。
「獅子ヶ鼻」とは獅子の鼻に似て猊鼻渓の由来となった岩のことです。

1923年に岩手県で最初に国の名勝に指定されています。

猊鼻渓の楽しみ方は川下り・舟下り

猊鼻渓は切り立った崖が特色となっています。

両岸にそびえ立つ断崖を眺めながらの川下りが人気となっており、新緑や紅葉などのベストシーズンには多くの観光客が訪れます。

森に囲まれた壮大な景色を堪能できるのも猊鼻渓です。

猊鼻渓の名物には「運玉」にあやかった「うんだまんじゅう」があります。

厳美渓と猊鼻渓の違いをまとめると、

 

厳美渓は、

・周辺に散歩コースがあり、散策が楽しめる
・川の流れが速く急なので舟下り・川下りはできない
・空飛ぶ団子が名物

となり、

猊鼻渓は、

・切り立った断崖が続き徒歩による散策は不可
・川の流れが穏やかなので舟下り・川下りが楽しめる
・名物に「うんだまんじゅう」がある

と、なっています。

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猊鼻渓の舟下り・川下り

猊鼻渓の舟下り・川下り

猊鼻渓の舟下りは船頭さんが竿一本で巧みに舟を操る往復90分の手漕ぎの舟旅です。

船頭さんの楽しい説明を聞きながら四季折々の景色を眺めるのもまた一興。

高さ100mを超す断崖が両岸にそびえる砂鉄川に船頭が唄う「げいび追分」が響きわたり、ゆったりとした非日常の世界が広がります。

普通の舟下りとは異なり、「川を上る〜岸に降りる〜川を下る」という行程のため、発着地点が同じになります。

4月1日〜11月20日までは屋根のない平船、11月21日〜3月31日までは屋根のある屋形船となります。
また、12月1日〜2月の末までの期間は嬉しいこたつ船となります。

桜や藤の花が咲き乱れる春、新緑の夏、紅葉の秋、雪化粧を施した冬と、四季折々の美しさを見せてくれる猊鼻渓。

その季節の移ろいに合わせて舟の形も変わる舟下り。

夏はそそり立つ断崖を間近に見られるように屋根のない平船で、晩秋から冬にかけては寒さを防ぐための屋形船。

そして真冬には暖かいこたつ船で猊鼻渓の景色を楽しめます。
こたつ船では名物木流し鍋や釜飯を食べながら猊鼻渓を楽しむプランもあります。

まるで水墨画を見るような雪景色の猊鼻渓をこたつに入りながら見て、熱々の鍋を囲むとは最高の贅沢ですね。

船頭さんの訛りのある言葉のお話を聞けばどこかに郷愁を感じられ、心まで温かくなります。

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猊鼻渓で運試しができる?

猊鼻渓で運試しができる?

折り返し地点で下船すると、そこには高さ124mもある「大猊鼻岩」がそびえ立っています。
また、地名の由来となった「獅子ヶ鼻」などの数々の奇岩も見ることができます。

「大猊鼻岩」の下のほうにはには小さな穴が開いていて、そこに運玉を投げ入れると願いが叶うと言われています。

かわらけでできた運玉は5個100円で、「福」「寿」「愛」「願」「運」「恋」「絆」「禄」「財」の10種類の中から自分の心願に合う運玉を5個選ぶことができます。

運玉を投げて願いを叶えてみましょう。
「運玉」を模した「うんだまんじゅう」も美味しそうです。

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猊鼻渓の舟下り料金は?

猊鼻渓の舟下り料金は?

猊鼻渓の舟下りの料金は、以下のようになります。

 

一般料金

大人1,800円
小学生900円
幼児200円

団体15名以上

大人1,620円
小学生810円
幼児200円

団体100名以上

大人1,440円
小学生720円
幼児200円

障がい者割引

手帳提示で一般料金の半額(本人のみ)

※舟下り料金は往復料金となります。
※ペット(子犬、猫など)も船に乗れます。
料金200円(屋形舟運行中はペットの乗船はできません)

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猊鼻渓舟下りへのアクセス

猊鼻渓舟下りへのアクセス

猊鼻渓舟下りへの電車でのアクセス

大船渡線の「JR猊鼻渓駅」が最寄り駅となり、駅から徒歩5分ほどで船着場につきます。

しかし、電車の運行本数が少ないので注意が必要です。
季節や時間帯によっても違いますが、2時間おきか、多くても1時間に1本ほどとなりますので、事前にチェックしておいたほうがいいですね。

ちなみに舟下りの乗船も1時間に1本程度です。

猊鼻渓舟下りへの車でのアクセス

東北自動車道一関ICから東方面県道19号一関〜大東線30分
または東北自動車道水沢ICより国道343号線途中県道に・・・40分

※船着場に有料・無料の駐車場あり※定休日はありませんが、荒天時には欠航となることがあります。

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厳美渓で川下り・舟下りできる?猊鼻渓との違いについても調査!のまとめ

ご覧になられたとおり、厳美渓には残念ながら川下り・舟下りはありませんでした。

 

しかし、お近くの猊鼻渓には川下り・舟下りがあるということでしたね。

厳美渓と猊鼻渓が近くにあるため、間違えやすいですが、川下り・舟下りをしたい場合は猊鼻渓に行きましょう。

船頭さんの「げいび追分」が旅情をかき立てる猊鼻渓の舟下り、ぜひ一度体験したいですね。

 


最後までご覧いただきありがとうございます。

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