母の日は知っているのに、父の日があることは知らない。
そんな人が意外と多いようですね。
「父の日っていつだっけ?」
父の日があるのは知っていても、肝心なその日を忘れてしまうなんていう人も・・・
確かに「母の日」に比べて父の日はマイナーなイメージがあります。
しかし、それでは家族のために頑張って働いているお父さんが可哀想ですよね。
そこで、父の日を忘れないために父の日のエピソードを含めてご紹介します。
父の日はいつ?
父の日は毎年6月の第3日曜日です。
従って、毎年6月の15日から21日までの間に訪れます。
例えば2021年の父の日は6月20日でした。
2022年の父の日は6月19日。
肝心の2023年、今年の父の日は6月18日となります。
カレンダーに丸をつけて忘れないようにしましょう。
父の日はどうして始まった?
「父の日」が誕生したのは1909年のアメリカでした。
ワシントン州に住むジョン・ブルース・ドット夫人の提唱により、「父の日」を第3日曜日に制定することになりました。
彼女の父、ウイリアム・ジャクソン・スマートさんは妻に先立たれ、男手一つで彼女を含めた6人の子どもを育てあげました。
父親の苦労を間近に見ていたジョン・ブルース・ドット夫人は、ある時「母の日」があることを知り、父にも感謝をする日が必要であると説いたのです。
その後、「父の日」は各地に広がりを見せ、1916年にはアメリカ全土に広まっていきました。
アメリカで正式に「父の日」として祝日となったのは、1972年でした。
ちなみに初めての父の日は1909年6月19日でした。
「父の日」が日本に来たのはいつ?
「父の日」が日本へやってきたのは1950年ごろと言われています。
一般的に広がったのは、1980年代に入ってからでした。
1981年(昭和56年)に「日本ファーザーズ・デイ委員会」が設置されてからです。
「日本ファーザーズ・ディ委員会」は父の日を国民的な行事として広めることを目的としており、毎年お父さんの似顔絵や作文コンクールを開催するなどの活動をしています。
また、「ベスト・ファーザー賞」を認定するなど父の日を盛り上げる活動で日本にも「父の日」が浸透していきました。
「母の日」が日本で初めて到来したのが1868年から1912年ごろといわれており、1949年(昭和24年)に一般的になっていますが、「父の日」はそれより約30年ほど遅れています。
父の日に贈る花はなに?決まっているの?
「母の日」にはカーネーションを贈るのが定番となっていますが、「父の日」の花は決まっているのでしょうか?
ピンときませんが、実は「父の日」に贈る花は黄色のバラとなっています。
父の日にバラを贈る風習は、父の日の提唱者であるジョン・ブルース・ドット夫人が白いバラを父の墓前に供えたことから始まりました。
そのドット夫人のエピソードから、存命中の父親には赤いバラを、亡くなった父親には白いバラを贈る風習が生まれたといいます。
その風習が日本に伝わり、黄色のバラへと変化しました。
変化の理由には、日本ファーザーズデイ委員会が開催した「父の日黄色いリボンキャンペーン」が大きく関わっています。
黄色いリボンキャンペーンとは、家族の愛情や尊敬を表す黄色を父の日のイメージカラーとして啓蒙していこうというものでした。
そのキャンペーンと父の日にバラを贈るという風習が一緒になり、黄色のバラを贈るという日本の風習が定着したのです。
父に日に贈る黄色のバラの花言葉はなに?
父の日に贈る黄色のバラには「献身」や「友情」という花言葉があります。
そのほかには「美」や「可憐」など父の日に似つかわしくない花言葉もある黄色のバラですが、父の日の贈り物の定番となっていますのでプレゼントにしても大丈夫です。
しかし、黄色のバラには「嫉妬」や「薄れゆく愛」などのネガティヴな花言葉も併せ持っていますので、気になる方は別の花を贈ると良いかもしれませんね。
父の日に贈るバラ以外の人気の花は?
父の日のプレゼントとしてバラに次いで人気の花はひまわりです。
父の日のイメージカラーの黄色そのままのひまわりは、花言葉も「元気」「希望」と父親のイメージにもよく合います。
そのためか、父の日のプレゼントとする人も多いようです。
また、黄色のガーベラも「希望」「究極の愛」「親しみやすい」などの花言葉があり、父の日のプレゼントとして適しています。
黄色の花に添えてお父さんの好きなものを贈るのも良いですね。
父の日は一緒にいてあげるのが1番
プレゼントが決まったら宅配便で送るのも良いですが、離れて暮らしている人はたまには実家に帰るのもアリですね。
立派なプレゼントは用意できなくても、実家に帰って一緒にご飯やお茶をするだけでもお父さんは喜びます。
娘や息子の元気な姿を見せることがお父さんにとって1番のプレゼントです。
近況を話し合うのもいいし、昔話に花を咲かせるのも良いでしょう。
普段、仕事や学校に忙しくてゆっくりお父さんと向き合う時間がない人はなおさら1日じっくりと付き合ってみてください。
ある統計によると、親と離れて暮らす人の場合、1年のうち、お正月に3日、お盆に3日帰省したとして、1日に親と顔を合わせている時間は4時間ほどだといいます。
1日4時間×6日で1年間に親と一緒の時間を計算するとたったの24時間となります。
1年で1日分の時間しか親と顔を合わせないことになるのです。
親の寿命を考えると、何日分の時間を親と過ごせるのでしょうか?
今年の父の日は黄色のバラの花とお父さんの好きなものを持って実家のドアを叩くのも悪くない過ごし方だと思います。
父の日はいつ?由来は?いつから始まった?贈る花は?何がベスト?のまとめ
まとめると、
父の日は毎年6月の第3日曜日です。
2023年、今年の父の日は6月18日となります。
初めての父の日は、1909年6月19日。
日本に入ってきたのは1950年ごろと言われていて、一般的に広がったのは、1980年代に入ってから。
「父の日」に贈る花は黄色のバラ
ということでしたね。
今年の父の日はあとわずかですが、まだ間に合います!
お父さんが喜ぶプレゼントをぜひ見つけてみてくださいね。
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